Aloo Paratha (Bihar Ver.) (アル・パラタ ビハール州Ver.)
パン生地にじゃがいものフィリングを詰めて平たく伸ばして焼いたパン、アル・パラタのレシピです。
実はアル・パラタのレシピは2回目になります。以前紹介したアル・パラタは北インド・デヘラデューンで教わったもの。今回は東インド・ビハール州にあるブッダガヤで教わったものです。
デヘラデューンVer.はこちらの記事になります。
ブッダガヤに住むラジーブさんによると、東インドのアル・パラタはじゃがいものフィリングにスパイスを入れず、香味野菜のうまみと塩だけで仕上げるらしいです。それには理由があり、例えば同じ食卓にアル・パラタと他のカレーを並べたとします。アル・パラタにもスパイスを使ってしまうと、同じようにスパイスを使ったカレーとかぶり、同じような味ばかりになってしまうからだそうです。
対して北インドのアル・パラタはじゃがいものフィリングにスパイスを入れるんだそうです。デヘラデューンのレシピを見てみると、レッドチリパウダーとアムチュールを入れていました。(思ったよりシンプル)デヘラデューン、ジャイプールで教わったゴビ・パラタ(カリフラワーのパラタ)には、コリアンダーパウダー・ガラムマサラなども使われていました。デヘラデューンのゴビ・パラタのレシピはこちら。
もうひとつ、北インドのパラタはペラペラに伸ばすのに対して、東インドのパラタは厚めに作るそうです。東インドの人にとっては、やはり東インドのパラタの方がおいしいと感じるそうです。
今回もラジーブさんの奥さんシルピーのレシピです。私が感動したのは、シルピーの生地に具を包むときの手際の良さです。まるで小籠包を作るように手をくるくる回しながらきれいに包んでいました。今まで見たパラタ職人の中で彼女がナンバーワンでした。動画を撮影しましたので、ぜひご覧ください!


材料
(一回分のストックの分量 20枚分くらい?)
★生地
アタ粉 500g
塩 適量
水 適量
じゃがいも 中サイズ30個 皮ごと茹でて皮を剥き、手でつぶす
玉ねぎ 1cup みじん切り
にんにく 3tbsp 刻む
しょうが 1tbsp 刻む
グリーンチリ 3~4本 小口切り
コリアンダーリーフ ひとつかみ みじん切り
マスタードオイル 5tbsp
塩 1.5tsp
作り方
・生地の材料を捏ね、寝かせておく。
・鍋にマスタードオイルを熱する。
・しょうが・にんにく・グリーンチリ・玉ねぎの順に香りを出しながら入れて炒める。
・つぶしたじゃがいも・塩を入れ、よく混ぜる。
・火を止め、コリアンダーリーフを入れてよく混ぜる。フィリングのできあがり。
・寝かせた生地を丸めて伸ばし、フィリングを包んで平たく伸ばす。
・タワ(フライパン)を熱し、パラタを焼く。始めは両面素焼きにし、表面が焼けてきたらマスタードオイルかギーを回しかけこんがり焼く。うまく焼くと膨らむ。できあがり。












スパイスが入っていないパラタ、シンプルで確かに飽きが来ない味だなと思いました。おいしかったです!
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