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112 Gobi Manchurian (Dry)

Gobi Manchurian(ゴビ・マンチュリアン)

フライドカリフラワーの中華炒め、ゴビ・マンチュリアンのレシピです。インドで独自に進化した中国料理・インドチャイニーズ定番の一品です。初めてインドに来た時、ゴビ・マンチュリアンがおいしすぎて毎日オーダーしていました。ゴビはヒンディー語でカリフラワー。

カリフラワーは揚げるとものすごくおいしいです。 これを知る前と知った後ではカリフラワーに対する見方が変わると思います。今まであんまりカリフラワーを食べずにいた人は後悔するに違いありません。

マンチュリアンという名前の語源は”満州”にあるようです。揚げたカリフラワーを香味野菜・チリ・醤油ベースのたれと和えた酢豚のような料理です。ドライとグレイビーの2タイプがありますが、私個人としては圧倒的にドライが好きです。

右の長い皿がゴビ・マンチュリアン。友達同士で食べると人気ですぐ売れてしまう。
sesami gobiというゴマのかかったマンチュリアンの亜種のようなメニュー。この写真のはカリフラのサクサク感、甘辛いたれの味付けなどパーフェクトにおいしかった・・・。

さて今回紹介するゴビ・マンチュリアンですが、いわゆるレストランでよく見かけるゴビ・マンチュリアンとは別物かもしれません。外食のマンチュリアンはカリフラワーに分厚い衣をつけてガチガチに揚げ、中国産のこってりした醤油やどろっとしたチリソースの入った、にんにくガッツリのスパイシーなソースに絡めます。フードカラーで赤く染められることが多いです。一言でいえばジャンキーな味。ビールによく合い、おいしいです。

一方で今回スンダリ先生に教わったマンチュリアンは、あっさりめのマンチュリアンです。にんにくや塩気はしっかり効いているものの、カリフラワーの衣は粉をまぶす程度で薄く、醤油は日本のようなさらっとしたものを使ってさっぱり仕上げます。食べた感想としては、日本のお米にすごく合いそうな感じです。日本のお弁当屋さんで見かける、ネギだれ唐揚げのような味付け。チャイニーズのマンチュリアンは、同じくチャイニーズのフライドライス(炒飯)等と合わせて食べられるのが一般的ですが、お願いだから白米と食べさせてください、日本人は絶対これが好きだからと頼んでターリー皿の上でマンチュリアンのっけご飯させてもらいました。

チェンナイの料理の先生、スンダリのレシピです。

材料

(2~3人分)
(1cup=250ml)

カリフラワー 約200g 房をやや小さめに切り裂く
塩 1/4tsp
水 1/4cup
マイダ 山盛り1tbsp
コーンフラワー 山盛り1tbsp
ブラックペッパーパウダー 1/4tsp

細ネギ 3本 白い根と青い葉に分けて小口切り
にんにく 6片
しょうが にんにくと同量
グリーンチリ 2本
油 2tbsp
ブラックペッパーパウダー 1/4tsp

★水溶き粉
水 2tbsp
醤油 2tbsp
コーンフラワー 1tsp

作り方

・★水溶き粉の材料を混ぜておく。
・にんにく・しょうが・グリーンチリを粗くミンチにしておく。
・カリフラワー・塩1/4tspを混ぜて水1/4cupを振りまき、電子レンジ750wで5分温める。
・温かいうちにマイダ・ブラックペッパーパウダー1/4tspをふりかけて混ぜ、水少々を足してとろっとさせる。
・油でカリフラワーをきつね色に揚げて取り出しておく。
・鍋に油を熱し、香味野菜のミンチ・ねぎの白い部分・ブラックペッパーパウダーを強火で焼き付けるように炒める。
・カリフラワーを入れてさっと混ぜ、水溶き粉を回しかけてさらに混ぜ、ねぎの青い部分を入れ混ぜたらできあがり。

タイ産の椎茸出汁の入った醤油を使っていました。さらっとしているけどコクが強いです。
カリフラワーをこれくらいの大きさに切り裂いておきます。
衣をまぶす工程にはスンダリ先生のちょっとしたコツがあります。手順通りにやればOKですが、詳しくは教室で聞いてみてください。
揚げます。油の節約のため2回に分けて揚げました。
揚げ具合はこのくらい。この時点でつまみ食いすると全部なくなる危険性があります。
細ネギは青い葉の部分をガーニッシュに、根っこの白い部分はグレイビーとして炒めて使います。
手動のフードプロセッサーで香味野菜を粗めのミンチに。コンセント繋がなくていいし軽くて便利ですね。
鍋に油を敷き、先ほどのミンチ野菜とねぎの根、ブラックペッパーを強火で炒め、揚げておいたカリフラワーを入れて混ぜます。
水溶きのコーンフラワー・醤油を入れてとろみをつけ、ねぎの青い部分を振りまいてできあがり。水溶き粉を入れた後は手早く。衣が水を吸うとぶよぶよしてくるので、できたてを食べるのがおいしいです。揚げたカリフラワーも時間が経つと内側から出る水蒸気で衣のサクサク感が失われるので、グレイビー用の野菜の下ごしらえ等は先に済ませてテンポよく調理できるとベターかと思います。

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