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064 Sariah Fish

Sarioh Fish(サリア・フィッシュ)

アッサム風・魚のマスタードカレーのレシピです。Sariohというのはアッサム語でマスタードシードという意味だそうです。ペーストにしたマスタードならではのほろ苦さと魚のうまみが調和して癖になる美味しさです。Rofuというインド鯉で作りました。

アッサム料理はベンガル料理と似た料理が多いです。このマスタードの魚カレーもベンガル料理にほぼ同じ料理があります。このマスタード魚カレー、香取薫先生の”チャラカの食卓“という本によると、インド二千年前にすでにその形が存在した化石のようなレシピなんだそうです。

今回からアッサム州・グワハティ編になります!グワハティには名古屋在住のインド人の友達・シドの実家があり、1週間ホームステイさせてもらいました。ちなみにシドとは去年インド旅行した際に香港からの飛行機の上で出会い、偶然住んでるところが近いということから友達になりました。笑

ところが私がグワハティに到着してすぐ、CABという外国人の市民権に関する法案を巡って抗議活動が起こり、デモのせいでお店も開かず、インターネットも繋がらない状態になってしまいました。アッサムは国境に囲まれている州のため特に反発が強く、あちこち壊され、死者がでるほどの状態でした。危ないので私は家に籠りっきり。

そんな中でも落ち着いた合間をぬって、ステイ先の家族が紹介してくれた料理の先生、マリカにたくさんのアッサム料理を教わることができました。お店が閉まって材料の調達も不便する中、私のためにいろいろ用意してくれて感謝でいっぱいです。

マリカ。美人でおしゃれな先生でした

材料

(4人分)

魚の切り身(Rohu) 4枚 塩とターメリックをまぶしておく
イエローマスタードシード 2tbsp(実際に使うのは半量です)
玉ねぎ(小) 1.5個 スライス
グリーンチリ 2~3本 頭にスリットを入れる
マスタードオイル 2tbsp
塩 1/2tsp~
砂糖 少々

作り方

・イエローマスタードシードは水に15分ほど漬け、グラインダーでペーストにしておく。
・鍋にマスタードオイルを熱し、魚をかりっと焼いて取り出す。
・同じ油で玉ねぎを炒める。途中、砂糖を入れる。
・玉ねぎをきつね色に炒めたら一部をトッピング用に取り出しておく。
・マスタードペーストの半量・水少々・マスタードオイルひとたらしを入れ、3分ほど煮る。
・水1/2cup・塩を入れ煮立たせ、焼いておいた魚・グリーンチリを入れて蓋をして5分煮る。
・火を止めてお皿に盛り、取り出しておいた玉ねぎとマスタードオイルひとまわしをかけてできあがり。

マスタードシードのペーストはこの半量しかつかいませんが、あまり少ないとグラインダーが回らないので2tbspで作ります。イエローマスタードシードは苦みがマイルドです。
ロフは時間をかけてじっくりと焼きます。皮の部分がぶよぶよしててそんなに好きじゃなかったですが、アッサムではよく食べられる魚だそうです。ベンガル語のルイと同じ魚です。
魚のうまみがでた油で玉ねぎ炒めます。
玉ねぎはトッピング用で一部取り出しておきます。
マスタードペーストを入れ、そこから順に魚まで入れて煮込みます。
仕上げにフライドオニオンとマスタードオイルを回しかけてできあがり。生のマスタードオイルをオリーブオイルみたいにかけちゃいます。

以前ビジョンさんの本のレシピで、尋常じゃない量のマスタードシードを使うショルシェ・マーチ(ベンガルのマスタード魚カレー)を作り大失敗して泣いたことがあります。笑 今回おいしいマスタード魚カレーを食べられてうれしいです・・・。

ブラウンマスタードでも作れますが苦みが強いそうです。イエローマスタードシードは以前まで使ったことがありませんでしたが、味がマイルドなのでこういうペーストを直接ベースにするような料理にはうってつけだと学びました!色もきれいです。

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