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旅の始まり

too much india それは愛、それは憧れ、それは夢…
旅で出会ったマントラを皿にフィードバックするインド料理店

too much indiaを開始して2年、私が初めてインドの地を踏んでから4年の月日が経ちました。

最初に降り立ったのは深夜のムンバイ。空港から乗ったタクシー・・・ターバン男の運転はいつ衝突してもおかしくないほどむちゃくちゃ、しかも外からは嗅いだこともない匂い、むっとした温度、色、人の目、やばい所に来てしまった、ここで死ぬかもしれないと本気で思いました。日本では感じたことのない生命の危機感が、生きている実感として鮮明に記憶され、インドの事を考えると今でもその時を思い出してドキドキします。

インドに興味を持つための要素は挙げればきりがないですが、私の場合特に料理でした。それまでインドといえばナンとカレーくらいの知識しかなかったので、その多種多様さに驚きました。しかも美味しい。ワダ(挽いた豆の揚げ物)とか、ゴビ・マンチュリアン(カリフラワーの中華炒め)とか、おいしくて旅行中何回も食べていました。もうひとつ、ベジタリアン料理の幅広さ。インドではレストランのメニューにベジとノンベジが区分けして書かれています。当時一緒に旅をした彼は肉を食べないため私も道中ずっと菜食でしたがストレスフリーでした。その上料理のバラエティが豊かで物足りなさを感じることは全くありませんでした。なんとなくあったベジタリアン=我慢というイメージが完全に払しょくされて、日本でもこんなベジタリアンフレンドリーな店があったらいいのにと思うきっかけになりました。

それから日本に帰って自らインド料理を作るようになりましたが、なんだかインドで食べるインド料理はマジックがかかったようにおいしいんです。写真を見返しても安い食堂の料理がすごくおいしそうに見える。久しぶりに旅行でインドを訪れて食べると、やっぱりおいしいです。自分で作っていてもなかなかこの味に近づかないのです。
理由として考えられるのは、まず私の料理技術・経験値が足りないこと
インドの風土の中で育った食材や、調理する環境が違うこと
インドの味の記憶が私の中でまだ不明瞭であること
こうなれば、しばらくインドに行って現地で現地の食材を使って料理をし、現地の食べ物を食べまくってインド舌を肥やすべきだと思うに至りました。マントラを皿にフィードバックするためには、修行の旅に出なければ。ところでマントラって何だ?

そう決めたのが1年前。そして今年の9月からいよいよ半年間のインド旅に立つことになりました。しかもただ旅に出るのではなく、なにか目標があったほうが有意義な時間になるだろうということで、次のテーマを掲げることにしました・・・

『100のレシピ採集紀行』

インドで100の料理を食べ、作り、レシピ化してこのブログに記録していきます。

当ブログはメインとしてインド料理を作ることに特化した旅行記になります。インド料理に興味がある方はもちろん、インド・その他海外への長期旅行に興味がある方、女性で海外に一人旅をしようと思っている方、飲食店開業を考えている方等の参考になるような記事が書けたらと思っています。ただ私自身も勉強中でわからないことだらけなので、色々教えていただけたら嬉しいです。

筆者やtoo much indiaについてはProfileをご覧ください。

では、がんばっていきます!!!

トミー


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