Mixed Veg Poriyal ミックスベジポリヤル
ポリヤルは細かめに刻んだ野菜の炒め物です。南インドのお昼の定食”Meals”で副菜のひとつとしてちょくちょく登場します。シンプルだけどマスタードシード・ココナッツオイル・カレーリーフが香ばしい、南インドらしい料理です。ポリヤルっていう名前も響きがよくて口に出したくなります。
ミックスベジという名前の通り、何種類かの野菜をミックスさせたポリヤルです。食感の違いや見た目のカラフルさがお皿に彩りを添えてくれて好きです。
Sundari先生の3番目のレシピになります。
材料
4人分
キャベツ、にんじん、インゲン
すべて合わせて250g 細かく切る
マスタードシード 1/2tsp
チャナダル 1/2tsp
ウラドダル 1/2tsp
ホールチリ 3 粗くちぎる
紫玉ねぎ 50g 長さ3cmくらいの薄切り
生ココナッツ 125ml カップで計量する
(ドライココナッツの場合は65ml)
塩 1tsp
ココナッツオイル 2tbsp
作り方
・刻んだキャベツ・にんじん・いんげんをボウルに入れ、水2tbspを加え5~10分蒸す。シャキ感が残る程度に
・フライパンにココナッツオイルを熱し、マスタードシードをはじけさせる
・チャナダル・ウラドダルを加え赤くなるまで炒める
・ちぎったホールチリを加えさっと炒める。黒く焦がさないように(赤いほうが彩りがよい)
・紫玉ねぎを炒める。香ばしい香りがするまで
・ここで塩を半分(1/2tsp)入れる
・生ココナッツを入れ炒める
・蒸した野菜を入れさっくり炒める
・残りの塩を入れる(1/2tsp)
・味見をし、ふたを閉め5分蒸らす
一番のポイントは、シャキシャキ感を残すことだそうです。塩を入れると水が出てしなっとしてしまうので、中盤・最後に分けて入れます。野菜は細かく切っている上にあらかじめ蒸してあるので、フライパンで炒める時間は短くオイルやココナッツとなじませる程度で十分です。
蒸し方について、先生のテク。アナログ式炊飯器を使って、ご飯を炊くついでに野菜を蒸してしまいます。窯の中に水500mlを入れます。お米と水を別のボウルに入れ、窯の中に入れます。お米のボウルの上に平らなお皿を置き、その上にボウルに入れた野菜を置き、蓋をしてスイッチを入れます。5~10分後野菜だけを取り出し、ご飯はそのまま炊き上げます。省エネかつ時短です。
個人的に注目したのは、生ココナッツを入れるタイミングです。ポリヤルのレシピだとココナッツは終盤に振りかけるように入れるものが多いと思うのですが、(あくまで私の知っているレシピの話ですが)このレシピでは具の野菜を入れる手前、玉ねぎ炒めの後に投入し、しっかり炒めています。フレッシュなココナッツは水気を帯びているので、玉ねぎのような野菜と似たような感覚でジュージュー炒めることができるのです。家でおさらいしたときにココナッツを炒めた時点で味見をしたところ、これだけで味があっておいしかったです。
Sundari先生はドライココナッツでもいいと言ってましたが、個人的な意見では、はたしてこの手順で同じようにいくのか疑問です。ドライココナッツを玉ねぎ炒めの後に入れると、ココナッツが玉ねぎにまとった油を吸い過ぎてギトギトし、フライパンの油っ気はなくなりカサカサになって、まとまりのある仕上がりにならないような気がします。ドライココナッツを使うならば少し水を足すか、最後に振りかけるやり方がいいのではないかと思います。
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