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100 Kathilikai Kara Kulambu

Kathilikai Kara Kulambu(カトゥリカ・カーラ・コランブ)

酸味と辛味のナスカレー、カトゥリカ・カーラ・コランブのレシピです。カトゥリカはタミル語でナス、カーラ・コランブはタミルナードゥの伝統料理で、タマリンドの酸味とスパイスを効かせたグレイビーで具を煮込んだカレーです。今回紹介するコランブは、ナスだけではなくロビア豆の入った食べ応えのあるレシピです。

このレシピをもちまして、100のレシピを達成しました!!!

料理を教えてくれたインドの皆さん、また日ごろブログを読んで応援してくださった方々のおかげでここまで来ることができました。本当にありがとうございます!!
無事100のレシピを集めることができましたが、2月現在まだレシピ採集を続行中です。残り1か月、集められる限りのレシピを集めて持ち帰りたいと思いますので、もうしばらくの間よろしくお願いします!

さて、今回からポンディシェリー編のレシピがスタートです。ポンディシェリー旅行記とポンディシェリー料理についての情報を記事にしておりますので、合わせてご覧いただけたらと思います。

レシピを教えてくれたのは、ポンディシェリーで料理教室をされている先生、シャマです。彼女の料理教室情報は記事後半に書いていきたいと思います。

このコランブには、ポンディシェリー生まれのスパイス・ワダガムが使われています。前々回記事Pondicherry #1~ポンディシェリー料理とワダガム~で詳しく書いておりますが、ワダガムとは玉ねぎ・にんにく等の香味野菜とスパイスを混ぜ合わせて乾燥させた、旨味と香りの塊のような生ミックススパイスです。ポンディシェリーは元フランス領であり、フランス文化の名残がある町です。その町が発祥となるスパイスなので、別名フレンチ・マサラとも呼ばれています。

ワダガムです。香味野菜とスパイスを混ぜ合わせてボール状にし、天日干しにして作られます。使うときは手でほぐします。食欲がわくような強くかぐわしい香りで、このまま食べてもおいしい味です。

材料

(4人分)

小ナス(緑のナスを使いました) 2個
ロビア豆 1/2cup 一晩浸水させ茹でておく
ワダガム 1/2tsp
玉ねぎ 1cup みじん切り
にんにく(小粒) 20個 粒のまま
トマト 1個
ココナッツオイル 約50cc

★スパイスA
タマリンドペースト 1tsp
ターメリック 1/2tsp
カシミリチリパウダー 2tsp
コリアンダーパウダー 3~4tsp
塩 適量
カレーリーフ 10枚くらい

作り方

・鍋に油を熱し、ワダガムを入れてさっと炒め、玉ねぎを入れてきつね色に炒める。
・ナス・にんにくを入れて3分ほど、ナスの皮に焼き目がついてくるまで炒める。
・トマトを手でつぶしながら入れ、蓋をして5分ほど火を入れる。
・茹でたロビア豆・スパイスA ・水1~2cup を入れ、20分ほど蓋を開けてふつふつ煮る。
・とろっとして油が浮き、コリアンダーパウダーの生っぽさが消えたら火からおろす。ココナッツオイル(分量外)を回しかけてできあがり。

油でワダガムを軽く炒め、玉ねぎを入れます。
玉ねぎが色づいてきたら、ナス・にんにくを入れます。緑の小ナスは実と皮がしっかりしていて、煮込んでも形が崩れにくかったです。にんにくはかなり小粒の物を使っていたので、一片が大きければ半量くらいでよさそうです。
トマトは手で揉みつぶしながら入れます。蓋をしてトマトがぐずぐずになるまで火を入れます。
ロビア、スパイス・水を入れて煮込みます。
コリアンダーパウダーの作用でとろみがつきます。とろみが足りないな、と思ったらコリアンダーパウダーを足します。写真のような感じになったら火からおろし、ココナッツオイルを回しかけてできあがりです。
ナスに豆と、食べ応えのある具をスパイシーなグレイビーがしっかり受けとめた満足感のある一品です。まさに主役級です。

インドの料理教室情報

Shyama’s Kitchen

ポンディシェリーの料理の先生、シャマの料理教室です。シャマはインド南西部やベンガル地方に住んでいたことから、ポンディシェリー料理(タミル料理)だけではなく幅広いインド料理の知識があり、いろいろな種類の料理を教えてくれました。一回のレッスンで習ったレシピの品数は、なんと12品目!マラソンのような料理教室でしたが、作った料理はどれもとても美味しく、味がかぶることなくひとつひとつが際立っていて、満足感の高いレッスンでした。私が申し込んだときは人気のせいか日程がだいぶ埋まっていたので、早めの予約がいいかもしれません。

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