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098 Bun Porotta

Bun Porotta(バン・ポロタ)

ふっくら焼けたパンのような見た目のポロタ、バン・ポロタのレシピです。ポロタとは、生地で薄い層を作り平たく伸ばして焼いた、重たいデニッシュのようなパンのことです。ハンバーガーのふっくらしたパンのことをバンズと呼びますが、バン・ポロタはそのバンにちなんだ名前だそうです。もちもち感を出すため通常生地に卵を混ぜ込み、ポロタですがノンベジに分類されます。スパイシーで味の濃いノンベジカレーと相性抜群です。

マドゥライのノンベジレストランで食べたバン・ポロタとチェティナードゥ・チキンカレー。これ以上なにもいらないよ・・・

レイヤー(層)を作る方法を二通り教えてもらったので、動画撮影してアップロードしました。1番目のほうが手数が少なく楽で、2番目のほうが細かいレイヤーがいっぱいできる感じです。好きな方でお試しください。

マドゥライの料理教室の先生、ロシーのレシピです。

材料

(10枚分)

マイダ粉 3cup
砂糖 1/2tsp
塩 1/2tsp
卵 1個

作り方

・材料をすべてボウルに入れ、水を足しながら15分ほど捏ね、しっとりした生地にする。1~2時間寝かせる。
・寝かせた生地をさらに引き延ばすように捏ね、等分し丸めて油を塗っておく。
・台の上に生地を乗せて油を塗り、できるだけ薄く伸ばし、端をもって引き上げながら層を作り(動画参照)くるくると丸める。先端は内側に丸め込む。最後にまた油を塗っておく。
・手で丸めた生地を押さえるようにして伸ばし、熱したフライパンで両面焼く。ひっくり返すごとに油を適量回しかける。
・焼きあがったポロタを数個重ね、両側から手のひらでバフバフとクラッシュしてレイヤーを出す。できあがり。

この引き延ばす作業でグルテンが発生してふっくらしたポロタになるらしいです。
生地を丸め、乾燥しないように油を塗っておきます。
手のひらでできるだけ薄ーく伸ばします。台の色が透けるくらいがよいです。
くるくる丸めます。うまく薄いレイヤーが作れると、丸めた時にぽよぽよした風船みたいな部分ができます。
他の地域のポロタは丸めた生地をまた薄く伸ばすのですが、バン・ポロタは伸ばし過ぎず高さを出します。
油を回しかけながら、両面こんがり焼きます。
最後にポロタを数個重ねてバシッバシッと崩し、レイヤー感を出します。正直焼き立てはめちゃめちゃ熱いです。90度縦に回転させて持ち、上からグーで叩きつけるようにしてもよいです。笑
手前がバシバシしたやつ、奥がこれから叩くやつです。このホロホロ層が崩れる食感がポロタのおいしいとこです。

レストランや屋台で作るバン・ポロタは、真ん中にたっぷり油が溜まるような丸くて大きい鉄板で、半分揚げるようにして焼きます。ヘルシーではないですが、たっぷりの油で焼いたバン・ポロタは面がカリッと、中がふっくらとして外食っぽいおいしさがありました。見た目がセルクルで焼いたホットケーキみたいで好きです。

また、そもそもバン・ポロタは手間がかかるためあまり家庭では作らず、外で食べたり買って帰る事のほうが多いそうです。インドのおうちで手作りのバン・ポロタが出てきたら、手間を惜しまず作ってくれたことに感謝しないとですね。

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