Moong Dal Halwa(ムング・ダル・ハルワ)
ムング・ダルという黄色い豆を、たっぷりのギーでねっとりと煮詰めたスイーツのレシピです。
デヘラデューンの英語学校の奥さん、ニーナのレシピです。とにかく、上流家庭のレシピです。ギーが命です。雇われコックのレヌは横でこっそり作ってるところを見て、奥様はギーを水のように使っていた・・・と目を丸くしていました。さらにマワという乳製品、サフラン、アーモンド、カシューナッツ、レーズンがほいほい使われている、原価が高くつくレシピです。
作り方自体はひたすら炒めているだけで簡単ですが、とても根気がいります。飴色玉ねぎを作っている感覚とほぼ同じです。玉ねぎを追い詰めるのが好きな人はムング・ダル・ハルワを作るのに向いていると思います。
材料
(4人分)
ムング・ダル 1cup 一晩浸水させる
ギー 1cup
スジ粉 1tsp
カルダモンパウダー 1tsp
マワ 大きいじゃがいも一個分
牛乳 1cup
砂糖 1/3cup~ 好みで
サフラン 適量
カシューナッツ・アーモンド・レーズン 適量 ナッツは刻む
作り方
・浸水させたムングダルを粗めのペーストにする。
・牛乳を少量分け、サフランを浸しておく。
・鍋にギーを熱し、ダルを入れて混ぜる。
・火が通って白っぽくなってきたらスジ粉を入れ、こそぐように炒める。
・15分くらい炒め続けると、ふっと軽くなり、しゃくしゃくとした感触になってくる。
・カルダモンパウダー・マワを入れて混ぜる。
・別の鍋に牛乳・サフランミルク・水1cup・砂糖を入れひと煮立ちさせ、ムングダルの鍋に入れる。
・カシューナッツ・アーモンド・レーズンを半量入れる。
・ギーとハルワが完全に分離してくるまでさらに15分以上炒め続ける。
・仕上げに残りのカシューナッツ・アーモンド・レーズンを入れ、混ぜ込んだらできあがり。
できたての熱いうちは、豆のもちもちした感触があります。少し冷めてくると固くなり、ねっとりした食感になります。甘くてギーがたっぷりで、一口で十分と思えるほど重たいお菓子です。
マワってなんぞや、と思う人が多いと思います。乳製品であることは間違いないのですが、インドの乳製品は種類がありすぎて私もよくわかっていません。。。(以前友人がプレゼントしてくれた東京カリ~番長のChalo Indiaに詳しく載っていたので、帰国したら復習しよう)
マワはそのままお菓子として食べられている、またはお菓子の材料になる、硬い練乳のような食べ物です。今回のムングダルハルワも、銀箔がついたマワ・スイーツをそのまま使っていました。日本では手に入れるのが難しそうです。生クリームでは代用できないそうですので。練乳かエバミルクを使うのが近いかも、と思うんですけど、わかりません。マワはキャンディのミルキーが好きな人なら確実に好きだと思う味です。
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