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Mussoorie|山に行った話

デヘラデューンから北へ向かって車で約1時間半。ヒマラヤ山脈にほど近い丘の上にムスリという観光地があります。かつてイギリス人が避暑地として開発した場所です。

ホステルメイトのラニとシン、私の3人で日帰り旅行に行ってきました。

朝6時半にホステルを出発。シンがOlaの12時間プランを予約してくれました。
山道をくねくね登り、ムスリに到着したのは8時頃。
車を降りた瞬間、外は寒かった。私は山を舐めていて、薄手のカットソー一枚という超軽装で来てしまっていたのです。9月のムスリ、朝はめちゃくちゃ寒いです。ありがたいことに、シンがジャンパーを貸してくれました。シンが寒そうで申し訳なかったです。ムスリに行くときは上着をお忘れなきよう…。

朝食をとれる店もまだ開いていないので、ひとまず屋台でチャイとマギ(インドの定番インスタントヌードル)を買いました。ここのチャイ屋、今まで見たことない方法でチャイを淹れていたので要チェックでした。

カフェでドリンクを温めたり、ミルクフォームを作るときに使うようなスチーマーを使っていました。(カフェのよりかなり大きいですが)容器にミルク・茶葉・砂糖を入れ、スチーマーで急速に沸騰させ煮出します。ミルク100%で、しかもスチーマーでぼこぼこ沸騰させていたからか、さらに寒さの中ありついたチャイだったからか、むちゃくちゃ濃厚で美味しかったです。後にもう一軒別の店でチャイを飲みましたが、ここのスチーマーチャイのほうが美味しかったねと3人の意見が一致しました。

too much indiaのお店でチャイを提供するとき、この方法なら短い時間で濃厚なできたてのチャイを出せるかも・・・というアイデアのひとつとして書き留めておきます。

体も多少温まったところで、ガン・ヒルという山のてっぺんのビューポイントを目指して歩いていくことになりました。まだ朝早いからか人がほとんどいません。そして濃い霧が立ち込めていて数メートル先が白くてよく見えません。後で知ったんですがインド人の観光客のほとんどは自力で歩いて登らずにロープウェイに乗るんだとか。

30分くらいでしょうか、ビューポイントのある山頂にたどり着きました。・・・が、

そこはゴーストタウンのようでした。笑 ビューポイントに行ってみましたが、真っ白で何も見えません。。。雨も少し降ってきて寒くてつらいので、唯一空いているレストランに入りチャイをすすりながらしばらく休憩しました。

しばらくすると、奇跡が起きました。急に霧がさーっと晴れ始めたのです!

山頂のビューポイントから北を向けばヒマラヤ、南をむけばデヘラデューンの町が一望できる絶景でした。粘ってよかったです!10時になるとロープウェイが動き出し、お店も開店し始め、観光地らしく賑わってきました。

山頂からの景色を楽しんだところで、帰りはロープウェイで下まで降りました。

昼頃になると今度は日差しが強くなってきて、逆に暑さを感じるほどでした。

ムスリのメインロードにはレストラン・モールなどが立ち並びお買い物スポットになっています。チベタン・マーケットがあり面白そうだと思って見てみたものの、どこにでもありそうな雑貨や服ばかりであんまりでした。ラニはストール屋さんで目当ての可愛いパンジャーブストールをゲット。シンもハンドメイド製品を取り扱ったフェアトレードのお店でストールをゲット。私は見て満足。

チベタン・マーケット

ムスリはイギリス人が開拓しただけあり、所々に英国を感じます。特にメインロード際に建っていた、古くて横に長い英国風ホテルは見ものでした。

RUSKIN BONDというムスリ出身の作家が有名で、彼の著作のレシピ本を買いました。アメリカ風のケーキやお菓子、ミートパイなどの作り方が載ってました。写真のないレシピ本ってロマンがあって好きです。

メインロードのモールを端から端まで歩いたところで、タクシーに戻り山を下ります。

ムスリは頂上に行く途中に庭園とムスリレイクという池があり、観光スポットになっています。どちらも小さい遊園地がくっついていて、子供がたくさん遊んでました。ピースフルでお散歩するにはいいです。

ホステルに帰ってきたのは夕方6時。たくさん歩いて3人ともくたくたの所に、ホステルの奥さんニーナが手作りサモサを用意してくれました。揚げたてのさくさくサモサはこの日の最高の締めでした。

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